私たちが選ぶ「木」たち

サステナビリティへの取り組み

私たちの木材への責任

「無垢の木」を扱う企業として、責任ある木材調達と、環境保護に取り組んでいます。 私たちは、森林資源を守ること、環境負荷を最小限にすること、そして循環型社会の実現に貢献することを重要なミッションとしています。

私たちは、ただの「木材」ではなく、暮らしに寄り添い、時を刻む素材としての木を見つめています。
木の育った環境・性質・表情を見極めながら、一つひとつに思いを込めて選定しています。

以下は、私たちが「そうぞうざっか」のために選んだ、美しさと物語を兼ね備えた素材たちです。

私たちが選ぶ「木」たち

ブラックウォールナット材(Juglans nigra)

北米原産の最高級広葉樹。深い紫褐色の心材と、波状の木理が織りなす陰影は「木の貴族」とも称されます。
導管が大きく粗く、光を吸い込むような質感を持ち、芸術性と重厚感に優れます。
時を経るごとに深みを増し、空間に格調をもたらす素材です。

オーク材(Quercus spp.)

堅牢で風格ある広葉樹。放射組織による虎斑(とらふ)模様とはっきりとした年輪が魅力。
環孔材特有の表情は、年月とともに味わいを深めていきます。
家具・什器・建築まで幅広く用いられる、機能美と伝統を併せ持つ素材。

エンジュ材(Sophora japonica)

かつて魔除けの木とも呼ばれた縁起木。国産材の中でも希少性が高く、個体ごとの表情が豊かです。
心材は濃褐色から赤褐色まで幅広く、光沢と粘りがあるのが特徴。
自然が生んだ“唯一無二”の美を宿した、物語性のある素材です。

シナ材(Tilia japonica)

淡い色合いと滑らかな質感をもつ国産の軽軟材。導管が目立たず、緻密で均質な木理を持ち、加工性が極めて高い。
木工細工・彫刻・楽器など、人の手仕事に優しい素材として親しまれています。
静けさをまとう木として、空間を柔らかく包みます。

木曽檜(Chamaecyparis obtusa)

日本が誇る銘木。長野・木曽谷で育った樹齢100年超の選定材のみを使用。
芳香と油分に富み、年輪が緻密に詰まった心材は耐久性に優れ、神社仏閣にも用いられる格式高い木です。
美しさと強さ、そして時を超える静けさを内包する素材。

「素材」は、思想である。

私たちは、「素材」を単なる原材料とは捉えていません。
それは、暮らしを形づくるパートナーであり、創造(そうぞう)を支える舞台装置です。

だからこそ、「そうぞうざっか」で使用する木には、心を動かす力と語る力が必要だと考えています。

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